りんごで整腸、便秘解消でキレイになろう!

りんごは、ペクチン、カリウム、りんご酸などを豊富に含み、とても高い整腸効果があります。
ペクチンは、りんごだけでなくあらゆる果物や野菜に含まれる水溶性食物繊維です。下痢や便秘を防ぐ整腸作用や、コレステロールの低下、血糖値の正常化作用などがあることが知られています。

りんごに含まれるりんごペクチンには、有害な菌の繁殖を抑制する作用があって、腸内を弱酸性にして、悪玉菌や病原菌を減らし善玉菌を増やします。その効果は、柑橘類のペクチンと比べると約2倍です。また、食事でとったコレステロールや発ガン物質を吸着して速やかに排泄する効果もあり、まさに腸のお掃除屋さんと言えるでしょう。
こうしたすばらしい効果のあるりんごを食べて、便秘を解消しましょう。

下痢の時や病気で胃腸の調子が良くない時には、りんごをすりおろして食べますが、これもペクチンが腸内で大腸菌などの繁殖を抑え、善玉菌を増やす整腸作用を利用したものです。
冬には、旬のりんごで腸を冷やしすぎてしまう人がいますが、冷蔵庫で保存している場合は、常温にしてゆっくりよく噛んで食べると非常に高い効果が得られます。

腸内環境を整え免疫力向上、便秘、ガン、糖尿病、アトピーを防ぐリンゴは万能薬

りんごは、便秘・ダイエット・美肌にも効果あり!

りんごは本来寒い時季においしいフルーツですが、いまでは1年じゅう店頭に並んでいます。
りんごを毎日食べるとお通じが良くなり、おなかがスッキリ。満腹感が長続きするのでダイエットにも効果的です。それから、肌までキレイにしてくれます。

そんなりんごパワーを支えているのは、水溶性食物繊維のペクチンや、むくみの解消に効果のあるカリウムなどの栄養成分です。
りんごを毎日食べて、体の内側からキレイになりましょう。

りんごの4大成分

【ペクチン】水溶性の食物繊維。りんご1個(200g)に含まれる食物繊維は、約3gです。腸内の善玉菌を増やし、コレステロールの排出効果もあります。

【カリウム】りんご1個(200g)に、約220mg含まれています。高血圧の原因となる体内のナトリウムを排出します。むくみの解消にも効果的です。

【りんご酸】さわやかな酸味成分の有機酸。70~90%がりんご酸で、残りがクエン酸です。疲労の回復、歯の黄ばみを減らす効果があります。

【りんごポリフェノール】プロシアニジン、カテキンなど様々な種類のポリフェノールの総称。りんご1個に、約100~150mg含まれています。脂肪の蓄積を抑えること、強い抗酸化作用があることで注目されています。

1日1個食べればお通じが良くなるりんごで、便秘を解消

りんごを食べ続けると一番実感するのは、毎日のお通じが良くなることです。
1日に1~1、5個のりんごを3週間食べ続ける、という専門家の実験によって、お通じの回数が増え、腸内の善玉菌が増えることが確認されています。

この効果のもとと考えられているのは、りんごに含まれる水溶性食物繊維のペクチンです。ペクチンが腸内で水分を含むと便のかさが増し、腸の動きを活発にします。さらに、りんごペクチンには、ほかの果物にはない特徴が見いだされています。その特徴とは、りんごペクチンに、善玉菌のビフィズス菌だけのエサになるアラビノオリゴ糖が含まれていることです。このオリゴ糖によって腸内の酸性度が上がり、悪玉菌が生息しにくい環境がつくられるのです。
1日1個のりんごで得られる食物繊維は3g、皮まで食べて約4gです。日本人に不足している食物繊維あと5g分の、ほとんどを補うことができます。

満腹感が長持ちするりんご

りんごは、腹持ちの良さも抜群です。食べると甘くて満腹感があるのに、血糖値の上昇は緩やかです。しかもこの満腹感は、食後2時間経過してもまだ続きます。だから無理なくおやつや間食を減らせることができて、ダイエットの心強い味方になります。

抗酸化作用のあるポリフェノールをたっぷり含んでいるので、皮ごと食べるのがおすすめ。しっかり水洗いして食べれば、農薬は心配しなくても大丈夫だということですし、皮が硬い種類のりんごは、ひとくち大にカットすれば食べやすくなります。
りんごを皮ごと食べれば、食物繊維の摂取量がアップするので便秘の解消につながるし、脂肪の蓄積を抑える作用でダイエットにも効果があるので、うれしいですね。

りんごポリフェノールの働き

りんごポリフェノールには、食べ物でとった脂肪を体にとどまりにくくする作用があることが、研究によりわかっています。そしてこの作用は、りんごポリフェノールの2つの働きが組み合わさった結果だと考えられています。まず、食事でとった脂肪が小腸で吸収されるのをブロックして、排泄に導きます。さらに、肝臓で脂肪を合成する酵素を抑え、脂肪をエネルギー源として燃やす酵素を活発にします。

りんごポリフェノールは、体にそれほど負担をかけずに比較的温和な作用で機能を発揮します。ほかの食事とのバランスを考え、甘いものを控える代わりにりんごを食べれば、体脂肪がたまりにくい体になる可能性があります。このように、ダイエット効果も期待できるのです。

強い抗酸化作用で美肌を保てる?

りんごポリフェノールは、抗酸化力もとても強いことがわかっています。体内に入ると、体に悪さをする活性酸素と積極的に結びついて、体が本来持っている抗酸化酵素やビタミンEの消耗を防いでくれます。ですから、煙草を吸う人やストレスの多い人は、たくさんとると良いですね。
また、この抗酸化力は、肌にも働きかけます。紫外線のダメージを防ぐほか、シミのもとになるメラニンができる酵素をブロックする働きが注目され、研究が進められているそうです。

おいしいだけじゃなく健康に良くて、便秘やダイエットの効果があって、さらには肌を美しく保つ働きも解明されつつある、りんご。
りんごを食べて、健康美人になりましょう!

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