宿便ができる原因と健康な排便の状態

排便は必ず1日1回あるのが正常とは限らず、毎日お通じがあったとしても、量が極端に少なかったり、便が残っているような感じがあれば、それは便秘です。
便秘になる原因はいろいろあります。まず、決まった時間にトイレタイムをとらないこと。それに、食生活が欧米化していること、加工食品をたくさん食べるようになり食物繊維不足になったことです。ダイエットをする人が増えたこと、朝食抜きや運動不足で腹筋が弱まり、便を押し出す力が弱くなるのも一因です。さらに女性の場合は、黄体ホルモンが腸の蠕動(ぜんどう)運動を抑制してしまうため、どうしても便秘になりがちです。
自分は便秘かな?と思ったら、自分の便秘のタイプを知りましょう。
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便秘、ガスが溜まる原因はぜん動運動の低下によるもの

私たちが食べた物は、胃と小腸で消化・吸収され、残ったカスが大腸へ送られます。そして、このカスから水分をしぼり取ったあと、直腸へ送るのが大腸の役目です。
腸は食べ物をスムーズに送り流すため内側の筋肉を細かく波打たせていて、この動きを腸の「ぜん動運動」といいます。ぜん動運動が弱くなってしまうと腸の中の流れが停滞し、大腸の内側にカスがこびりついて、腸内に長くとどまってしまいます。これが宿便(しゅくべん)といわれるものです。また、滞留便(たいりゅうべん)とも呼ばれます。
宿便が増えると大腸が変形して、その状態にさらにカスが溜まります。この溜まったカスが腐敗して、ガスを出すのです。

ぜん動運動が正常で健康な腸は、詰まりがなくて腸の太さがほぼ均一です。便が腸に長い間とどまることがないので、カスが腐敗することがなく、ガスも溜まりません。逆に、ぜん動運動が低下した腸には、宿便がこびりつき大腸が変形してしまいます。腐敗したカスが溜まり、ガスも溜まっておなかが張ってしまうのです。

宿便を押し出すための大腸のマッサージについてガス抜きの方法

服薬が原因の便秘もある

何かの治療のために、普段から服用している薬はありますか?
服用している薬の副作用で便秘が起こりやすくなることもあるのです。

例えば、高血圧の治療に使われる降圧剤、アレルギー性鼻炎や皮膚炎などの治療に使われる抗ヒスタミン剤、うつ病の治療に使われる抗うつ剤、痛みを抑えるために用いられる鎮痛剤やステロイド剤などは、腸の運動を抑制して、弛緩性便秘を招くことがあります。
ただし、便秘の原因かもしれないからといって治療に必要な薬の服用をやめてしまうと、もともとの病気が悪化するおそれがあります。また、薬の副作用で便秘が起きているかもしれないときに、その薬を使い続けながら、自分の判断だけで市販の便秘薬を併用するのもおすすめできません。

便秘の症状がひどいときは、かかりつけのお医者さんに相談しましょう。薬を替えることで、便秘を解消できることもあります。

健康な排便の状態とは

健康な便の状態には、次のような目安があります。

  • 毎日出る
  • 朝、早い時間に出る
  • 便があまり臭わない
  • 色が濃すぎない
  • バナナ状の形
  • 適度な硬さがある
  • 水に浮く

こういった条件がすべて満たされているのが、理想的な排泄です。回数については、朝のほか午後か夕方にもう一回排便があることもあります。

便秘は万病の源といわれ、身体全体にエネルギーの乱れを広げてしまいます。
痔や過敏性腸症候群は肛門や腸に対するエネルギーの乱れが元で起き、メンタル面の病気は神経系統のエネルギーが影響を受けて起こります。
この点から、便秘解消には、エネルギーを整え自律神経の働きを正常化させる、早寝・早起きがよいと言えます。それから朝食をしっかり食べて、便意がなくても毎朝トイレにいく習慣をつけると、だんだん自然な排便ができるようになるでしょう。
寝る時間が遅いと、まず神経のエネルギーが乱れて、それが排泄のエネルギーの悪化を引き起こし、便秘になります。

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