便秘の種類

便秘になる原因についてはこちらのとおりですが、便秘には、大きく分けると器質性便秘と機能性便秘の2種類があります。

器質性便秘は、大腸の病気などの異常からくる危険な便秘ですので専門医の診療が必要になります。一方の機能性便秘は、便秘で悩むほとんどの人がこちらのタイプで、機能性便秘はさらに、旅先などでおこる急性の一過性単純性便秘、慢性の常習性便秘に分けられます。
最近では、ストレスからくるといわれている過敏性腸症候群(IBS)も話題となっています。

常習性便秘には、大腸のぜん動運動が弱くておこる「弛緩性(しかんせい)便秘」と、大腸の運動が強すぎておこる「痙攣性(けいれんせい)便秘」、そしてトイレを我慢するうちに便意がおこらなくなる「直腸性便秘」の3つのタイプがあります。ただし実際には、機能性便秘の場合の便秘のタイプを調べる検査の方法はなくて、判別のつきにくいケースも多いのです。

便秘の種類

便秘の種類

あなたの便秘はどのタイプ?

ひとくちに便秘といっても、さまざまなタイプがあります。便秘の大半は、命には別状のない常習性便秘。
しかし、例えば中年以降の頑固な便秘の場合、大腸ガンを疑ってみることも必要です。2人に1人がガンの時代です。定期検診を受けましょう。もし、便秘が習慣化していて40歳以上で病院での大腸ガン検査を受けにくいと思っている方は、こちらの自宅でできる検査キットで検査を行いましょう。
そこで、自分の便秘のタイプを知り、それに応じた対策を立てましょう。

常習性便秘の3つのタイプ

弛緩性(しかんせい)便秘

大腸の緊張が緩んで、蠕動(ぜんどう)運動が弱いためにおこる便秘。お年寄りや体力のない人、ダイエットをしている人、お腹がはりやすい人、女性に多いです。生活や食事を変えて、便秘を解消しましょう。

痙攣性(けいれんせい)便秘

大腸の運動が強すぎてけいれんを起こすために、便の通過が妨げられて起こる便秘。コロコロした便が出たり、左下の腹痛があったりします。便秘薬を飲むとかえって下痢や腹痛を起こすことがあるので、まずは、医師の診断を受けるのがよいでしょう。

直腸性便秘

便意をガマンしているうちに、直腸の神経が鈍くなって排便反射が起こらなくなってしまう便秘。便意を感じたら、チャンスを逃さないことが大事。このタイプも、生活や食事を変えて自分で治す努力をして便秘を解消しましょう。会社に行く前は便意があったのに会社に着くと便意がなくなってしまう人がいます。

一過性単純性便秘

環境が変わったり、精神的な影響を受けたことにより起こる一時的な便秘です。元の生活などに戻れば自然に解消されるので、心配いらないでしょう。

過敏性腸症候群

便秘と下痢を交互に繰り返しているという人もいると思います。これは、精神的ストレスが原因で起こるといわれていて、腸の運動機能が異常に高まって便通異常や腹痛を起こすものです。ただ、便秘の症状だけが現れることもあるので、単なる便秘と区別するのが難しい人もいます。
まずは、専門医の診断を受けましょう。
過敏性腸症候群について詳しくはこちら

女性に最も多いのは「直腸性便秘」

3つの常習性便秘の中でも、女性に最も多いのが直腸性の便秘です。便意をもよおしても、人前でトイレに立つのが恥ずかしかったり、忙しくて、ついトイレに行く機会をのがしてしまい、気がついたらもう便意がなくなっていたなど、経験がある人は多いでしょう。
これが何度もたび重なると、やがて常習性便秘となってしまうのです。便意をもよおした時をのがさないようにして、少しでも便秘を解消したいですね。

ほかの病気と関係した便秘

便秘には、何かの病気が原因となって便秘を引き起こしている場合があります。自分の便や症状の観察を習慣にして、気になることがあれば早めに病院へ行きましょう。

器質性便秘

先天的、後天的な大腸の異常や病気によって起こる便秘のことをいいます。大腸ガンによる便秘もこれに含まれます。大腸の病気がある人は専門医の治療が必要です。

症候性便秘

大腸以外の病気のひとつの症状として起こる便秘です。大腸の病気ではないけれど、脳梗塞、うつ病、甲状腺機能低下症、糖尿病、心疾患など何らかの病気が原因と考えられます。これも専門医の治療が必要です。

薬物性便秘

これは、常用している薬に大腸の運動を抑制する副作用があるために起こる便秘です。抗コリン剤、抗うつ剤、抗パーキンソン病剤、降圧剤、利尿剤などを常用していて便秘があるという人は、主治医に相談をしましょう。

症候性便秘かも、と思ったら専門医の診察を受ける

例えば急性の便秘では、腸閉塞を起こしていたり、腸捻転が原因のこともあります。また、慢性的な便秘では、大腸ポリープや大腸ガンができていたり、女性なら子宮筋腫が腸を圧迫しているのが原因となっていることもあります。逆に便秘が、これらの病気の誘因となることもあるのです。

自分の便や症状をよく観察して、次のチェック項目のうち、あてはまる症状があったり、気になるようなことがあれば、早めに病院で診察を受けましょう。できれば、消化器専門の医師にかかるのがいいでしょう。

  • おなかがすごく痛い、または吐き気がすることがある
  • 便の形が不ぞろいになっている
  • 便に血液や粘液が混じっている
  • あまり便秘をしたことがなかったのに、最近急に便秘になった
  • 幼児期から便秘が続いている
  • いろいろ工夫しても、なかなか便秘解消しない
  • どうしても下剤を使わなくては、便通がない

便のできるまではこちら。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください