胃腸に効果的なハーブティー、いれ方・のみ方

リラックス作用のあるハーブは腸にやさしく働きかけます。
リラックスすることで胃腸の緊張が解け、便秘の解消にもつながっていきます。

ハーブにはたくさんの種類がありますが、数種類のハーブをブレンドすると、より効果的で飲みやすいハーブティーになります。
これから紹介するハーブティーは、胃腸に効くブレンドです。

胃腸に効くハーブのブレンド

けいれん性便秘の人に
【カモミール+フェンネル】
腸の蠕動(ぜんどう)運動にかかわるハーブの組み合わせで、腸のけいれんや動き過ぎを抑制して、止まり過ぎを助ける働きがあります。
効き目がやさしく、ヨーロッパでは、昔から子供の腹痛や夜泣きに用いられています。

腸のけいれんやストレス対策に
【カモミール+ミント】
ストレスが溜まっている人、腸がけいれんして腹痛がある人におすすめのハーブティー。
また、神経性胃炎や胃もたれにも効果があります。

ストレスの多いときに
【レモンバーム+バジル】
腸への直接作用はそれほどないものの、リラックス効果が高く、自律神経に働きかけて体内のリズムを少しずつ整えていくハーブ。
緊張する仕事の合間の一服や、寝る前のくつろぎタイムにおすすめです。

おなかが張って苦しいときに
【ミント+コリアンダー+タラゴン】
おなかにガスがたまって苦しい時は、スパイス系のやや刺激のあるハーブを用いたブレンドティーで腸を動かすと効果的です。
癖のあるスパイスの香りが苦手な人は、ミントを多くして爽やかな香りをプラスし、飲みやすく工夫するとよいでしょう。

胃腸に効果的なハーブティーのいれ方とのみ方

自分でハーブティーをいれる時、せっかくいれるのだから、おいしくしかも効果的にいれて飲みたいものです。
使うハーブは、ドライ(乾燥)タイプ、フレッシュ(生)タイプ、どちらでもOKです。
ただし、フレッシュ(生)タイプは精油をより多く含んでいますが、成分が抽出されにくいので、ハーブの量を多めにするのがコツです。

ハーブティーで、おなかスッキリ、心もスッキリしましょう。

ハーブティーをいれるのに必要なもの(1人分)

急須もしくはポット、茶こし器、ハーブ2~3g(指3本でつまむくらいの量が目安)、水200cc

入れ方

  1. ポットや急須、カップは、あらかじめ温めておく。
  2. ポットにハーブを入れ、熱湯を注ぐ。
    ここで、揮発成分が逃げないようにすぐにふたをするのがポイント。フェンネルなどの種子のハーブは、ビンの底などで軽くつぶした方が成分が抽出されやすい。
  3. そのまましばらく置き、抽出する。
    抽出時間は、花や柔らかい葉で3分、硬い葉や茎、フレッシュハーブは5分間が目安。
  4. 茶こし器などでこしながら、カップに注ぐ。

のみ方

  1. カップに注いだら、まずは湯気がたっているうちに、その湯気を十分に吸い込む。これにより湯気の中の揮発成分(精油成分)が鼻から吸収され、アロマテラピーを兼ねることができる。
  2. ある程度湯気が消えたら、お茶を口に含みゆっくり味わう。
    お湯に溶け出した成分が口の中やのどの荒れを鎮め、さらに頬や舌の裏側などの粘膜から、飲み込むより速いスピードでハーブに含まれる有効成分が毛細血管に吸収され、より効果的。

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