ハーブの特徴と効能

ハーブの力で便秘を改善、胃腸に効くハーブの特徴と効能

ハーブには、腸の運動を助けてくれたり、腹痛やストレスを和らげてくれる作用があります。
胃腸に効き便秘の改善につながる、ハーブの特徴や効能を紹介していきます。

カモミール

薬効が広く、味も良く、りんごのような爽やかな香りのハーブ。

  • 自律神経に働きかけてストレスや不安を緩和させるリラックス作用。
  • 消炎作用のあるアズレンなどの成分が胃腸に働きかける。

このふたつのルートが相互に作用し、「万能ハーブ」と呼ばれるほど、薬効を期待できる。

フェンネル

腸の蠕動(ぜんどう)運動を整える働きがあり、けいれんによる腹痛や下痢を和らげたり、逆に、蠕動低下による腹部の膨満や便秘を解消してくれるハーブ。
おなかがゴロゴロ鳴る、便通が安定しないといった過敏性腸症候群の人にも向いている。
腹痛が起こりそうな時や、やむをえず下剤を使う時に併用すると、腹痛を和らげる。

ミント

清涼感のある香りが特徴。豊富な精油を含み、イライラを静めて精神を安定させる。
腸の蠕動(ぜんどう)運動を調節し、おなかの張りが気になる人にも効果的。
ただし、体を冷やすので、冷え性の人は飲み過ぎに注意する。
フレッシュ(生)ミントティーは朝のリフレッシュに、ドライミントティーは脂っこい食事の後のすっきりしたい時にも有効。

レモンバーム

消化促進の働きに加え、悲しみ、心配を和らげ気持ちを明るくしてくれるハーブとして知られる。
トラブルやストレスによる頭痛、腹痛に効果あり。
睡眠が腸の正常な働きに大きく影響するので、夜眠る前に活用したい。酸味がなく多くのハーブと調和するので、ほかのブレンドでも楽しめる。

バジル

イタリア料理に欠かせない、香草の王様。その芳香には気持ちを上向きにする効果があり、人と会うのがおっくうだったり、イライラや物忘れが気になる時にも有効。
また、不眠にも有効なので、睡眠不足による便秘の時に活用するとよい。
ニッキが入った紅茶のような飲みやすい風味。

コリアンダー

柑橘系とセージを合わせたような独特の香りで、好き嫌いがはっきり分かれる。
腸内のガスの蓄積を防止するほか、胃液の分泌を促進したり、消化の促進、食欲増進にも役立つ。暑さや湿気でだるい時、やる気がわかないような時に脳を刺激してくれる芳香。

タラゴン

フランス料理によく使われるスパイスで、よもぎに似た独特の強い香りが特徴。
味は、やや辛味がある。消化不良などの消化器系に効くほか、食欲増進も促す。

リコリス

根に含まれるグリチルリチンは、砂糖の50倍の甘みがあって低カロリー。
そのため、ほかのハーブティーを飲みやすくするために併せてブレンドされることが多い。
薬効も高く、「百毒を解す」といわれるほど毒素の排泄に優れ、疲れが胃腸の不調となって表れた時などに効果を発揮する。

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