食物繊維が便のかさを増し排出力をアップする

食物繊維の働き

食物繊維というと野菜などのすじっぽいものを想像しがちですが、山芋のネバネバや魚介にも含まれ、厳密には繊維でないものも含めて、人間の消化酵素では消化されない成分の総称です。
食物繊維は、動物性の食品よりも植物性の食品に多く含まれ、食品によって種類もさまざまです。
大きくは、水に溶けるものと溶けないものの2種類に分けられます。
水に溶ける食物繊維には、ペクチン質、植物ガム、粘質物、海藻多糖類などがあります。一方、水に溶けない食物繊維には、セルロース、ヘミセルロース、リグニン、キチンなどがあります。
 
消化吸収されない食物繊維がなぜ必要なのか、という疑問がありますが、腸の中で不要となったものたちを繊維がかき集めてひとつにまとめる働きがあります。そして、便のかさを増すのが一番の役目です。同時に繊維は腸壁を刺激し、便意を促します。また、かき集めるときに、繊維がスポンジのように水分を吸って便のかたさとボリュームを調整したりします。
食物繊維は、便秘で悩んでいる人にはとても頼もしい存在なのです。

私たちの体に溜まった有害物質は、私たちの体の5つの排出口から排出されます。汗として皮膚から出る分が約3%、毛髪と爪からそれぞれ約1%、それ以外が便と尿からです。つまり、便と尿を合わせた分が全体の90%以上を占めているのです。
なかでも腸は、いったん体内に吸収された有害ミネラルなどの物質を便として約75%排出する、とても重要な器官です。そのため、スムーズな排泄が、体内環境を正常化するにもカギとなります。

スムーズな排便のために食物繊維を摂取して腸内環境を整える

そこで効果的なのが、食物繊維。不溶性食物繊維は、腸内で毒素をからめとり、そのまま排出してくれます。また、水溶性食物繊維は腸内で水分を含んで便の量を増やしたり、血糖値の上昇やコレステロールの吸収を抑えたりしてくれて、食物繊維を摂ると良いことがいろいろあります。
(ただし、便秘のすべての人に食物繊維の摂取が有効なわけではありません。)

根菜類や海藻類といった食物繊維が豊富に含まれる食材は、便秘解消や健康のためだけでなく、美容のためにも積極的に摂取したいものです。
スムーズな排便のためには腸内環境を整えることが大切ですから、悪玉菌を減らして善玉菌を増やす働きのある乳酸菌・ビフィズス菌も一緒に摂りましょう。

水溶性と不溶性、両方の食物繊維を含んだ根菜にごぼうがあります。便通促進力の強い繊維が豊富な「ごぼう茶」がおすすめ

便秘解消に食物繊維の摂取を

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