弛緩性便秘に辛味のきいた夕食のおかず

食物繊維の多い野菜にしょうがなどの辛味をきかせた料理を一品プラス。腸の働きが活発になり、翌朝の快便に期待できそうです。

腸を刺激する辛味のきいた一品メニュー

大豆とタコのピリ辛炒め【食物繊維=7,8g】

大豆といえば、まずタンパク質が豊富だと想像されると思いますが、実は食物繊維もけっこう多くて、大豆一粒に含まれる食物繊維は、全体の20パーセントほどを占めています。
炒めたねぎとしょうが、豆板醤の相乗した辛味。しょうがには抗酸化作用もあり、老化予防にもなります。

● 材料(2人分)
 ・大豆(水煮) ……………. 160g
 ・ゆでダコ ……………… 80g
 ・ニラ ……………… 100g
 ・長ねぎの粗みじん切り ….. 1本分
 ・しょうがのみじん切り ….. 小さじ1杯分
 ・調味料など ………… サラダ油 大さじ2、ごま油少々
               酒・しょうゆ 各小さじ2
               オイスターソース・砂糖 各小さじ1
               豆板醤 小さじ1と1/3
● 作り方
1.大豆はざるに上げ水気をきっておく。
  タコは2cm幅に、ニラは5cmの長さに切る。
2.フライパンに油を熱し、長ねぎとしょうがを炒める。
  香りが出てきたら、大豆とタコを加えて炒める。
  豆板醤、酒、しょうゆ、オイスターソース、砂糖を加える。
3.最後にニラを加えてサッと炒め、ごま油を落とす。


牛肉とごぼうのソテー【食物繊維=7,9g】

ごぼうは、水溶性と不溶性両方の食物繊維をバランスよく含んでいます。さらにポリフェノールが豊富で強い杭酸化力を持つ優れた食材のひとつです。大豆と同様に、健康にも美容にも期待できます。
じっくり炒めたにんにくの辛味成分が腸を刺激。にんにくの香りと刺激成分の硫化アリルが腸に刺激を与え蠕動運動(ぜんどううんどう)を促します。

● 材料(2人分)
 ・牛薄切り肉 ………….. 100g
 ・ごぼう ……………… 200g
 ・ベーコン(薄切り) ………. 2枚
 ・にんにく(薄切り) …… 2かけ分
 ・サラダほうれん草(せり、春菊の葉先)….. 20g
 ・調味料など ….. オリーブオイルまたはサラダ油 大さじ2、
           塩、粗挽きこしょう 各少々
● 作り方
1.ごぼうは皮をこそげ取り、乱切りにして水にさらす。
2.フライパンにオリーブオイルの半量(大さじ1)とにんにくを入れ、中火で炒める。
  香りが出てきたら、水気をよくきったごぼうを炒める。
  油がまわったら1cm幅に切ったベーコンを加えてさらに炒める。
3.ごぼうを端に寄せ、残りのオリーブオイルを加える。
  牛肉を入れて炒め、塩を加え、肉に火を通す。
4.器に盛り、サラダほうれん草をのせる。
  粗挽きこしょうを振り、和えて食べる。

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