ハーブがもつ、体の緊張をほぐすリラックス効果と腸の蠕動(ぜんどう)運動を調整する作用のダブル効果で便秘を解消しましょう。便秘の改善に効果的なハーブの紹介です。
副作用が少ない天然ハーブの効果
憂鬱な便秘を解消しようと便秘薬に頼っていませんか?腸をダイレクトに刺激するタイプの医薬品の効果はてきめんですが、効き目は一時的なものです。また元の状態に戻ってしまうため、常習化している人もいるかもしれません。便秘薬のタイプによっては、繰り返し服用していると、体がその刺激に慣れてしまい自分で腸を動かすことをなまけてしまいます。
そこでおすすめなのが、天然のハーブの力を借りて、少しずつ体を正常なお通じの状態に近づけていく方法です。ハーブには胃腸の動きを活発にして便秘を防ぐ作用を持つものが多く、副作用の心配も少ないです。
香りでリラックスして腸の運動リズムを回復する
便秘には、おもなものにけいれん性(緊張性)と弛緩性のふたつのタイプがありますが、現代人に多く見られるのは、けいれん性便秘です。けいれん性の便秘は、精神的なストレスや睡眠不足によって腸が緊張し、蠕動(ぜんどう)運動がにぶっている状態です。
ハーブが持つ香りには、リラックス作用があります。リラックスすると交感神経の興奮が静まり、副交感神経系の働きが活発になって、胃腸の緊張が解けます。そして、自然な腸の蠕動(ぜんどう)運動がよみがえります。
ハーブティーとして飲んだりすることで、腸にやさしく働きかけるハーブ。気軽にいろいろ試してみて、自分の好きな香りや味を選ぶとよいでしょう。
便秘の改善に効果的なハーブは?
ストレスからくる便秘に
→【カモミール、フェンネル、ミント】
腸のけいれんを和らげ、かつリラックス効果も高いハーブです。けいれん性便秘の人は、昼間このようなリラックス系を飲んで、緊張をといておくとよいです。
おなかが張ってつらい便秘に
→【カルダモン、キャラウェー、コリアンダー、タラゴン、チャービル、ディル】
おなかが張るのは腸の中にガスがたまっているからです。スパイス系のハーブは、やや刺激があり、腸を動かしてガスを排出する作用があります。お茶のほか、料理にも使いましょう。
朝すっきり、リフレッシュしたい人に
→【ローズマリー、レモングラス、レモンバーベナ、ミント】
いずれも交感神経系を刺激し、朝に飲んだり香りをかぐと、脳がリフレッシュします。目覚め良く体全体のリズムを整えることで、結果的に腸にも有効です。
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