何日も便が出ないと、おなかが張って苦しい。
そこで、便秘薬の力を借りることも時には必要になりますが、便秘薬とひとくちにいっても、その成分や効果は様々です。
塩類下剤のうち、マグネシウムを主成分とするものは、便の水分を増やして、便通を改善してくれます。
腸内の水分を増やすマグネシウム
便秘薬というと、どれも同じ作用で排便を促すと考えるかもしれませんが、実際には、薬によって腸への作用の仕方、排便を促すメカニズムが違います。
マグネシウムを主成分とする便秘薬は、塩類下剤の一種です。マグネシウムを多く含む、にがりのようなものと考えればわかりやすいでしょう。
マグネシウムは、浸透圧の作用で腸の内部に水分を集め、便のかさを増やして柔らかくします。
その結果、自然な排便を促すのであって、マグネシウム便秘薬は、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を無理に起こすものではありません。
また、薬がないと排便できなくなってしまうといった常習性も、ほとんどありません。
水分を引き寄せて排出を促すので、多めの水と一緒に飲むと、より効果が出やすいです。
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