腸の中で悪玉菌が増えると身体に恐ろしい影響があります。毒素が血液の中に入ると、肩がこったり、気分が悪くなったりするほかに、動脈硬化を起こし、血管がつまりやすくなることもあります。吹き出物ができているぐらいではすまされません。
そして、便秘と下痢とを繰り返す大腸の過敏症(過敏性腸症候群)のような、腸そのものの病気にもつながります。
腐敗便の毒素は万病の元となる
慢性的な便秘は悪玉菌の温床となって、腸内を腐敗させます。一気に増えた悪玉菌は腸内に漂っている便を腐敗させ、有毒な物質やガスを発生させるようになります。
有害物質の弊害は腸だけにとどまらず、大腸の粘膜の血管に入り込んで血液を通して全身へ運ばれ、頭痛や肩こり、肌荒れ、口臭といった症状として現れるのです。
また、大腸ガンは腐敗便が溜まりやすい直腸とS状結腸に多発しますが、悪玉菌は、この原因となる物質を発生させます。
一方、善玉菌は炭水化物や食物繊維をエサとして、乳酸や酢酸(さくさん)といった有機酸をつくり、腸内を発酵した状態、酸性にします。すると、悪玉菌の繁殖が抑えられて、人体に有益な物質を生成したり、免疫力を高める働きをしてくれます。
腸に不安がある方は自宅で検査できる大腸ガンのキットがあるので検査してみましょう。
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