のむ?のまない? 便秘薬

便秘は特に女性にとって、とても深刻な悩み。
便秘が続いて苦しいとき、あなたは便秘薬をのみますか?

まずは薬に頼らないのがいちばん

便秘なんて、いざとなったらコレがあるから大丈夫、と便秘薬を常用している人も多いかもしれません。
でも、便秘のたびに薬に頼っているとそれが習慣になってしまい、薬を飲まなければ便が出なくなる可能性があります。これでは悪循環ですね。
まずは、薬に頼らないで治す努力をし、それでもダメな時だけ便秘薬を飲むようにしましょう。

どうしてもという時は弱い薬を1錠から

ドラッグストアなどで気軽に買える便秘薬ですが、病院で処方してもらうのと同じくらい効き目の強いものも市販されています。
これらを常に飲んでいると、体内の重要なミネラルのひとつであるカリウムイオンが失われ、筋力が低下して腹筋が弱くなります。
そして、ますます便秘がひどくなってしまうこともあります。
ですから、いきなり強い薬を飲むのではなく、飲むなら弱めの便秘薬を1錠から飲むようにしましょう。
でも、できれば便秘薬は医師の診断を受けてから飲んだほうが良いです。

便秘薬にはタイプがある

便秘薬には「刺激性」と「膨張性」の下剤、そしてマグネシウムが配合された「塩類下剤」の3つのタイプがあります。
刺激性下剤…大腸を刺激して蠕動運動(ぜんどううんどう)を活発にするもので、飲んでから早めに効果があらわれます。
膨張性下剤…便に水分を吸収させて、便の量を増やしたり柔らかくします。即効性はありませんが作用は穏やかです。
塩類下剤…習慣性がないので比較的安心して使えるタイプです。
〔食事や生活を変えて便秘解消しよう〕
安易に便秘薬に頼る前に大事なのは、やっぱり便秘の原因を元から断ち切ることです。
きちんと朝食をとり、できるだけ決まった時間にトイレに座ること。
食事では食物繊維を摂るように心がけ、適度な運動をすれば、目に見えて効果があるでしょう。
生活や食事の習慣を変えて、便秘を解消する努力をしましょう。