硬水と軟水

硬水と軟水の基準

硬水と軟水は、その水に含まれているカルシウムとマグネシウムの量をもとにした硬度で区別されます。
硬水と軟水の基準については、日本では、0~100mg/lを軟水、101~300mg/lを中硬水、301mg/l以上を硬水にする基準が一般的です。
WHO(世界保健機関)による基準値では、
硬度が0~60mg/l未満を軟水、60~120mg/l未満を中軟水といい、これをまとめて軟水と呼びます。そして、120~180mg/l未満を硬水、180mg/l以上を超硬水といい、これをまとめて硬水と呼びます。

軟水の特徴

・カルシウムとマグネシウムが少ないから、お茶やコーヒーなど飲料用に適している
・ミネラルが少ないので味にクセがなく飲みやすい
・素材の味を損なわないので料理に適している
・乳幼児のミルクをつくるのにも適している

硬水の特徴

・カルシウム、マグネシウムなどミネラルが豊富に含まれるから、ミネラル補給に適している
・マグネシウムが多いと苦味が強く、味にクセがある
・マグネシウムが多すぎると、胃腸障害をおこすことがある
 * 硬度の違いはなぜあるの? → 水の硬度について

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