複方毒掃丸( フクホウドクソウガン )は、「 どくそうがん 」の愛称で昔から親しまれている、植物性生薬配合の便秘治療薬です。おもに大腸に作用して腸のぜん動運動を活発にし、自然に排便を促して便秘を改善します。強い便秘薬をのむのが心配という人に合った、穏やかな便秘薬です。子供( 3才から )にものみやすい、小さな丸剤です。
複方毒掃丸 6種の生薬配合
大黄( ダイオウ )、営実( エイジツ )、山帰来( サンキライ )、川芎( センキュウ )、甘草( カンゾウ )、厚朴( コウボク )の6種類の生薬が配合されていて、穏やかに効きます。
生薬名と作用、効能・効果などは次のようになっています。
- 大黄 ( ダイオウ )・・・ 薬用部位:根茎、作用:瀉下、抗菌、抗ウイルス作用。 大腸の働きを活発にして自然なお通じを促す。
- 営実 ( エイジツ )・・・ 薬用部位:ノイバラの偽果または果実、作用:瀉下作用。 瀉下作用によって、自然なお通じを促す。
- 山帰来 ( サンキライ )・・・ 薬用部位:塊茎、作用:排膿・解毒作用。 便秘に伴う吹きでもの、肌あれに効果を発揮する。
- 川芎 ( センキュウ )・・・ 薬用部位:根茎、作用:補血、強壮、鎮静、鎮痛作用。 血液の循環を良くして、のぼせや頭重をやわらげる。
- 甘草 ( カンゾウ )・・・ 薬用部位:根および匍匐ほふく茎、作用:解毒作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用、鎮咳作用。 お腹や痔などの痛みを緩和する。
- 厚朴 ( コウボク )・・・ 薬用部位:樹皮、作用:解毒、健胃、整腸作用。 腹部膨満や腸内異常醗酵に効果を発揮する。
毒掃丸 は歴史のある便秘薬
明治20年代の初めに創業された 売薬化粧品商・山崎帝國堂薬房( 現 株式会社 山崎帝國堂 )。
複方毒掃丸 は、創業当時は「 腹内毒掃丸 」という名称で、文字どおり 体内の病気の毒を掃除してくれる丸薬 として販売され、明治30年代から大正・昭和にかけては「 毒掃丸 」という名称で日本全国に売り出されました。そして、昭和20年代に『 複方毒掃丸 』となり、それまでとは異なり便秘や関節痛などの効能になったそうです。
幾度か呼び方は変わりましたが、創業時から数え、「 毒掃丸 」の薬名はすでに100年を越えています。昔から私たちの生命を脅かす「 毒 」を、新しい方法で解毒していかなければならないと考え、古き名称を守り続けてきたのです。
効能・効果
- 便秘
- 便秘に伴う次の症状の緩和
〔 吹出物、肌あれ、食欲不振(食欲減退)、腹部膨満、腸内異常醗酵、痔、のぼせ、頭重 〕
〔 用法・用量 〕
1日3回、食前に服用します。1回あたりの服用量は次のようになっています。
・15歳以上:15~30丸
・7歳以上15歳未満:10~20丸
・3歳以上7歳未満:5~10丸
・3歳未満:服用しないでください。
ただし、初回は最小量を用い、便通の具合や状態をみながら少しずつ増量または減量してください。
〔 成分・分量 〕
成人(15才以上)1日最大服用量、90丸中に、
日局 ダイオウ末:1.2g 、日局 エイジツ末 :0.8g 、日局 サンキライ末:0.8g 、
日局 センキュウ末:0.5g 、日局 カンゾウ末:0.5g 、日局 コウボク末:0.4g 。
その他、添加物を含有します。
※ 注意すること
小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。また、3才以上の幼児に服用させる場合には、薬剤がのどにつかえないよう、よく注意してください。
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