最初から重度の便秘になる人はいません。みなさん何かきっかけがあるのです。生活環境の変化、職場のストレス、ダイエットなどなど。そしてそのきっかけに旅行もあげられます。
また、海外旅行の場合、普段は滅多に便秘をしない人でも便秘になってしまうケースが多いでしょう。
楽しいはずの旅行なのですが、食事や時間の使い方、時差などが、腸にとって急激なストレスとなって、腸の調子を崩すことは多いのです。
特に10日前後の海外旅行が、便秘のスタート地点になることも少なくありません。腸というのは、通常と違う環境に反応しやすい臓器なのです。皆さんが思っている以上にデリケートな臓器なのです。
そこをしっかり理解して、旅行で腸の調子を崩さない準備をしていって欲しいのです。
まず海外旅行に行って多くの方が体験するのは便秘です。海外旅行中の便秘の大きな原因のひとつは、時差によって体内時計が狂い、腸リズムにも影響が出てくることがあげられます。また食事のタイミングがいつもと違っていたり、朝早くからの観光や団体行動埼どで、時間的制約があり、ゆっくりと行動できず、緊張を強いられるといったことも原因としてあげられます。楽しいはずの旅行ですが、実は腸のストレスが凝縮された状態が怒りやすいのです。
普段は腸の状態がよい人でも、ヨーロッパやアメリカなどフライト時間の多い地域に旅行をする場合は、便秘になって当然と考えて、準備しておくことをおすすめします。そこで海外旅行先での腸を守るためには、普段から便秘傾向のある人は、下剤、軟便剤(マグネシウム製剤)を持参することです。
さらにストレスから便がS状結腸や直腸に移動することができなくなり、便意がなくなることがあります。そうなると下剤、軟便剤では効果がありません。
万が一のために坐薬(レシカルボン)こちらにあります。を持っていき、旅先で排便をきちんと行うようにしてください。
また、普段毎日排便がある人が旅先で便秘になってしまった場合、精神的にとてもつらくなるようです。下剤を使用すると、今度は、ひどい下痢になってしまい、旅を楽しめない状況に陥るケースも多く見受けられます。
このような場合は、コントレックスなどのマグネシウムの多い硬水のミネラルウォーターを多めに摂りましょう。トイレの心配から旅行中に水分を控える方も多いのですが、それも腸の調子を崩す要因です。さらに食事にオリーブオイルを追加しましょう。
欧米のレストランには必ず置いてありますし、スーパーなどでは小瓶のものが簡単に手に入ります。心から旅行を楽しめる腸のためにも、準備はきちんとしたいものです。