ギリシャ ローマ 時代からの 天然便秘薬 「 オリーブオイル 」

ギリシャ ローマ 時代からの 天然便秘薬 「 オリーブオイル 」 についてです。イタリアでは オリーブオイル は便秘の常備薬。便秘かな?と思ったら大さじ 1 ~  2  杯の オリーブオイル を試してみる習慣があります。さすが地中海料理などはオリーブオイルをたっぷり使いますから日常的にオリーブオイルを摂る習慣があるのでしょう。

この地域の人は「コレステロール値が低く、心臓病などの冠動脈疾患が少なく、長寿者が多い」のも特徴で現在も研究が行われています。オリーブオイル 効果は便秘薬の代替品にとどまらないようです。

地中世界では オリーブオイル を便秘予防薬として利用

オリーブオイル

オリーブオイル

これは、ギリシャ ローマ 時代(紀元前735〜476 年)から続いてきた習慣です。比較的短時間(30分くらい)で大さじ 1 ~ 2 杯のオリーブオイルを取ると、成分が小腸で吸収されにくくなり大腸まで届きます。

大腸の中でオリーブオイルは、便のすべりをよくするはたらきをして、スムーズな排便を促します。

軽い便秘の人は大さじl杯、頑固な便秘の人は大さじ  2杯を試してください。朝食がパン食であればパンにのせて食べてもいいですし、ヨーグルトに入れて食べるのもおすすめです。最初は、生のオイルを口に入れるのは抵抗がありますが、1週間ほどで慣れます。便通がよくなるとオリーブオイルを摂らないと気持ち悪いくらいになります。

下剤を飲まなければ排便ができないような重い便秘の人にも、効果があります。海外旅行中に急に便秘になったときにも、利用してみてください。苦手な人と会わなければいけない日は必ず便秘になるという人も是非お試しください。

オリーブオイルには小腸で吸収されにくい脂肪酸のオレイン酸が 76.5 % も含まれています。オレイン酸は、善玉コレステロールを減らさずに悪玉コレステロールを減らしたり、体の中で脂質の酸化を防いだりして、動脈硬化を予防する作用があります。多くの人が不足している良質の油ですから過剰に摂りすぎなければ毎日摂りたいところです。

南イタリヤやギリシャの地中海沿岸の住民の脂肪摂取量は、他の北欧諸国と変わらないとされています。それにも関われず、この地域の住民は「コレステロール値が低く、心臓病などの冠動脈疾患が少なく、長寿者が多い」と言われていました。その理由が「この地方特有の食事(地中海食)にあるらしい」と分かり、世界的な研究が続けられています

オリーブオイル の種類

オリーブの実を搾ったバージンオイル(一番搾り)のうち、酸度が0 .8 %以下で特に良質のものをいいます。オリーブオイル特有の風味が特徴で、サラダやドレッシンク、料理の仕上げなどに向いています。

通常のオリーブオイル(ピュアオリーブオイル)は化学的な処理と加熱処理がされた精製オイルが主成分です。抗酸化成分は破壊されて含まれていません。したがって、エクストラバージンオイルと比べるとオイルの劣化が早く始まります。それは同時に、私たちの体の酸化(=老化)を防ぐ効果も乏しいということになります。価格もピュアオリーブオイルのほうが安価です。

確かに、ピュアオリーブオイルは一般に販売されている植物油と比較すれば、体に悪いリノール酸の含有量は比較的少なく、体によいオレイン酸が多いという利点はあります。しかし、それ以外の点では一般の植物油となんら変わりはありません。

  • ピュアオリーブオイル

主成分のオレイン酸が熱に強く、高温になっても酸化(劣化)されにくく、油が揚げ物の表面にとどまり、中までしみ込みにくいためヘルシーです。
精製したオリーブオイルとエキストラバージンオリーブオイルを合わせて、マイルドな風味に仕上げたもので、炒め物などに向いています。

過剰摂取は肥満の原因に

オリーブオイル大さじ 1 杯は 120 kcal ですから摂りすぎは肥満につながります。カロリーが気になる人は調理に使う油をオリーブオイルオンリーにしたり、ファーストフードをやめるといいでしょう。オリーブオイルの習慣を増やしてその他のおやつの間食を減らす方が結果的には痩せるでしょう。

保存 開封後の酸化に気をつける

せっかくのよい成分のオリーブオイルも空気に触れてしまうと酸化するので使うたびに丁寧に栓をするようにしましょう。開封後は 1 ~ 2 ヶ月で使い切るようにします。

保存の基本は「暗くて涼しい場所」で暗くて涼しい場所(常温暗所)です。 直射日光が当たる窓際や、高温になりやすいコンロ・レンジ周りは避けましょう。 蛍光灯の光も避けたほうが良いです。 新鮮さをキープしようとすると冷蔵庫が思い当たるかもしれませんが、冷蔵庫で保管する必要はありません。

オリーブオイル は紫外線を嫌います。オリーブオイル の品質にこだわるところが多く、紫外線の影響を受けにくい遮光ビン(黒っぽい色が付いたビン)が増えてきました。もしお使いのオリーブオイルがペットボトルや透明のビンに入っているようでしたら、迷わずアルミホイルでくるんで紫外線から守りましょう。

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コメント

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