夜更かし 腸 が動かなくなるので早寝する

夜更かし 腸 が動かなくなるので早寝するのが大切です。夜更かしは、0時を少し過ぎて以降起きていると「夜更かし」になります。

年代が高くなるにつれ「夜更かし」と感じる時間が少しずつ早くなっており、50代以上は日付が変わらない23時48分以降となっています。

夜更かし 悪影響

テレビやスマートフォンを見ての夜更かしや、遅くまでの勉強・仕事などによって慢性的な寝不足や睡眠の乱れを招くと、様々な生活習慣病や循環器疾患、うつ、認知症、免疫力の低下のリスクを上げることがわかっています。 また、深夜まで頑張っても、寝不足だと日中の脳の働きや仕事の効率が低下し、本末転倒になりかねません。

たとえば、「仕事」か「便秘解消」か。そんな選択肢を示されたらほとんんどの人は、「仕事」を選びます。

夜更かし 腸 が動かなかった症例

ただ、夜のお仕事をされている、ある20代女性の場合には、真剣に本当に考えさせられました。頑固な便秘のため、下剤を常用しているとのことでしたが、コロンハイドロセラピー(医療機関で行う腸内洗浄)を始めても、腸がピクリとも動かないのです。これが 夜更かし 腸 に及ぼす悪影響の典型といえるでしょう。

夜更かし 腸

夜更かし 腸

続けて3回来院されましたが、3回目に多少お腹全体が軟らかくなった程度で、スッキリ感にはほど遠い状態でした。どのようなアドバイスをしても、便秘とお腹の張りを解消できず、「やはり、仕事を変えないと便秘は治らないのかもしれませんね… 」とため息をついたのです。

腸内洗浄は便秘解消に有効なツールだと思いますが、基本的な生活習慣が整っていない方の場合、限界もあることを認めざるをえないケースでした。彼女は、生活が完全な昼夜逆転だったのです。毎日夕方に出勤して早朝5時に帰宅し、朝7時ぐらいに就寝するとのこと。そして午後1時に起床して、スポーツクラブで汗をかいて出勤。

スポーツクラブでは、トレーナーが絶賛するほど筋トレされ、バッと後ろから全身を見ると、モデルかと思うほどの美しいスタイル。ところが、便とガスのために、胸から下腹にかけては、ポッコリ出ていました。筋トレをしても、これだけはどうにも変えられなかったようでした。

昼夜逆転のライフスタイルの方多くの人が、ここまでの状態になるわけではありません。しかし、もともと便秘がちの人が昼夜逆転すると、一気に便秘が悪化したり、ガスがお腹に充満してパンパンになることが多いようなのです。

また、頻繁に深夜2時より遅く就寝する方の腸は、腸内洗浄をしてもリズミカルに動き始めたかと思いきや、すぐに失速してしまいます。

「まるで腸の持久力がないみたいです。すぐグッタリしてしまいますね」言うと、「あーっ。実は私自身もそうなんです。

すぐに疲れて、スタミナが続きません」とおっしゃいます。こういう方は、睡眠時問を長くとることも大切ですが、何より寝る時刻を早めにするだけで、腸の動きもご自分の体力も改善されることが多いのです。

便秘解消といえば、「基本的な生活習慣を守りましょう」といわれることが多く、そのことは「耳にタコ!」と思われるかもしれません。

ただやはり、朝起きて夜に眠るというシンプルな宿命を守ることが、腸だけでなく体をきちんと機能させる大前掟であるように思います。「仕事」か「便秘解消」か、ではなく、「仕事」か「健康」か、ならどちらを選びますか?
取り替えのきかないものもあることを知って、「体を休ませるタイミングを逸していないかな」と、時には振り返ってみることも大切です。

夜更かし ダメ な理由

  1. 睡眠時間は同じでも、早寝早起きをしたときと、夜更かしをしたときでは、睡眠の質が異なります。遅く寝ると睡眠不足の状態になり、遅く起きたり、昼寝をさせたりしても、不足分は補えません。質のよい睡眠をとり、朝の光を十分に浴びることが必要です。
  2. 朝の光を浴びて、リズムを整えないと、生体リズムはどんどん後ろにずれて、時差ボケと同じ状態になります。疲れやすくなったり、食欲や集中力が低下し、日中ぼおっとしてしまうのです。
  3. 慢性的な時差ボケ状態が続き、昼の活動が十分に行われないと、日中の運動量も減少してしまいます。すると、セロトニン(脳内の神経活動のバランスを維持する神経伝達物質)の分泌が減少し、イライラしたり攻撃的になるなど、感情のコントロールが困難になってきます。
  4. 遅くまで起きていると、朝寝坊になり、朝食をとる時間がなくなります。深夜にものを食べる機会も多くなり、食生活が乱れ、体調不良を起こしやすく、肥満の原因にもなります。
  5. メラトニンは、体を守る抗酸化作用をもつホルモン。眠気を促す、調整作用もあると考えられています。メラトニンは、夜、暗くなると分泌が増えますが、夜更かしをすると、いつも明るい所にいる状態になるため、分泌が抑えられてしまいます。その結果、ますます夜、眠りにくく、朝、起きにくくなるという悪循環に陥ります。

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腸の基礎知識

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