便秘の種類」カテゴリーアーカイブ

便秘の種類

便秘のタイプ

便秘には器質性便秘と機能性便秘があります。
器質性便秘とは、大腸の異常からくる危険な便秘ですので専門医の診療が必要になります。

便秘で悩むほとんどの人が機能性便秘で、機能性便秘はさらに、旅先などでおこる急性の一過性単純性便秘、慢性の常習性便秘に分けられます。

最近では、ストレスからくるといわれている過敏性腸症候群(IBS)も話題となっていますね。

常習性便秘には、大腸のぜん動運動が弱くておこる「結腸性便秘(弛緩性便秘)」と、大腸の運動が強すぎておこる「けいれん性便秘」、そしてトイレを我慢するうちに便意がおこらなくなる「直腸性便秘」の3つのタイプがあります。

ただし実際には、機能性便秘の場合の便秘のタイプを調べる検査の方法はなくて、判別のつきにくいケースも多いのです。

女性に最も多いのは直腸性便秘

3つの常習性便秘の中でも、女性に最も多いのが直腸性の便秘です。便意をもよおしても、人前でトイレに立つのが恥ずかしかったり、忙しくて、ついトイレに行く機会をのがしてしまい、気がついたらもう便意がなくなっていたなど、経験がある人は多いでしょう。
これが何度もたび重なると、やがて常習性便秘となってしまうのです。便意をもよおした時をのがさないようにして、少しでも便秘を解消したいですね。

症候性便秘かも、と思ったら専門医の診察を。

便秘には、何かの病気が原因となって便秘を引き起こしている場合があります。
その場合は、症候性便秘です。

自分の便や症状の観察を習慣にして、気になることがあれば早めに病院へ行きましょう。
例えば急性の便秘では、腸閉塞を起こしていたり、腸捻転が原因のこともあります。
また、慢性的な便秘では、大腸ポリープや大腸ガンができていたり、女性なら子宮筋腫が腸を圧迫しているのが原因となっていることもあります。
逆に便秘が、これらの病気の誘因となることもあるのです。
自分の便や症状をよく観察して、次のチェック項目のうち、あてはまる症状があったり、気になるようなことがあれば、早めに病院で診察を受けましょう。
できれば、消化器専門の医師にかかるのがいいでしょう。
便の状態や症状をチェックしましょう。

  • おなかがすごく痛い、または吐き気がすることがある
  • 便の形が不ぞろいになっている
  • 便に血液や粘液が混じっている
  • あまり便秘をしたことがなかったのに、最近急に便秘になった
  • 幼児期から便秘が続いている
  • いろいろ工夫しても、なかなか便秘解消しない
  • どうしても下剤を使わなくては、便通がない

あなたの便秘はどのタイプ? その2

その1では、おもに常習性の便秘についてでしたが、ここでは、ほかの病気と関係した便秘について書きます。

器質性便秘

先天的、後天的な大腸の異常や病気によって起こる便秘のことをいいます。
大腸ガンによる便秘もこれに含まれます。大腸の病気がある人は専門医の治療が必要です。

症候性便秘

大腸以外の病気のひとつの症状として起こる便秘です。
大腸の病気ではないけれど、脳梗塞、うつ病、甲状腺機能低下症、糖尿病、心疾患など何らかの病気が原因と考えられます。これも専門医の治療が必要です。

薬物性便秘

これは、常用している薬に大腸の運動を抑制する副作用があるために起こる便秘です。
抗コリン剤、抗うつ剤、抗パーキンソン病剤、降圧剤、利尿剤などを常用していて便秘があるという人は、主治医に相談をしましょう。

大腸やそれ以外の病気がない、薬も常用していない、でも慢性的に便秘しているという人が、常習性便秘となります。
また、「便秘と下痢を交互に繰り返している」という人は、過敏性腸症候群かもしれません。
これは、ストレスが原因だと考えられている病気で、腸の運動機能が異常に高まり便秘や下痢の便通異常や腹痛を起こします。
最近の調査では、便秘と下痢を交互に繰り返す人と、便秘だけ起こる人、下痢だけ起こる人もいることがわかっていますから、一般的な便秘と区別がつきにくいようです。
心配な人は、専門医の診断を受けましょう。

あなたの便秘はどのタイプ? その1

ひとくちに便秘といっても、さまざまなタイプがあります。
中年以降の頑固な便秘は、大腸ガンを疑ってみることも必要です。→病気と関係した便秘
とはいえ、女性の場合の便秘の大半は、命には別状のない常習性便秘。
そこで、自分の便秘のタイプを知り、それに応じた対策を立てましょう。

常習性便秘の3つのタイプ

結腸性便秘(弛緩性便秘)

大腸の緊張が緩んで、蠕動(ぜんどう)運動が弱いためにおこる便秘。お年寄りや体力のない人、ダイエットをしている人、お腹がはりやすい人、女性に多いです。生活や食事を変えて、便秘を解消しましょう。

直腸性便秘

便意をガマンしているうちに、直腸の神経が鈍くなって排便反射が起こらなくなってしまう便秘。
女性に最も多いのがこの便秘です。便意を感じたら、チャンスを逃さないようにしたいですね。こちらも、生活や食事を変えて自分で治す努力をして便秘を解消しましょう。

けいれん性便秘

大腸の運動が強すぎてけいれんを起こすために、便の通過が妨げられて起こる便秘。
コロコロした便が出たり、左下の腹痛があったりします。便秘薬を飲むとかえって下痢や腹痛を起こすことがあるので、まずは、医師の診断を受けるのがよいでしょう。

一時的な便秘の場合

一過性単純性便秘

環境が変わったり、精神的な影響を受けたことにより一時的になる便秘です。
放っておいてもそのうちに改善されるので、心配いらないでしょう。

便秘と下痢を繰り返す場合

過敏性腸症候群

便秘と下痢を交互に繰り返しているという人。
これは、腸の運動機能が異常に高まって、便秘と下痢の便通異常や腹痛を起こすものです。
精神的ストレスが原因でおこるといわれています。
ただ、便秘の症状だけが現れることもあるので、単なる便秘と区別するのが難しい人もいます。
こんな症状のある人は、専門医の診断を受けましょう。
過敏性腸症候群について、詳しくはこちら。

次はこちら。あなたの便秘はどのタイプ? その2